国会はついに死んだ。国が壊れかけているような気がする。壊れかけているのではなく意識的に壊しているのかもしれない。
「テロ等準備罪」の法案が参議院で採決された。
法案の中身を問う前にこの強引なやり方が「参議院の在り方」に沿うものかどうかを「構成員たる議員」たちが胸に手を当てて考えてみる必要がありはしまいか。「良識の府」と呼ばれた参議院は今は昔のことである。
前代未聞のやり方で強引に採決にまで結び付けたことを与党の議員を始め賛成票を投じた議員はこれを誇らしく思えるのだろうか。
良識が消えて薄暗く見えた議場で山本議員が「恥を知れ!」と叫んだがこの言葉を耳にして彼らは何を思ったのだろうか。
この強引さは異常としか思えないが今の形の参議院なら不要である。良識ある議員の心の中を問う。
私たちの世代より次世代に生きる人たちが「この国の在り方」を選別できることを今一度真剣に考える必要がある。