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朝の会話・自問自答

朝の会話・自問自答_c0192051_16115299.jpg寝室にある小さなクローゼットの扉を開けてシャツと靴下を取り出す。閉じ籠りにはどんな格好でもいいがキザ爺さんとしてはそうはいかない。
ベッドの端に腰を下ろして「どれにしようか?」と考える。
右に顔を振ると大きな姿見がじっとこちらを見て鏡の中から彼が話しかけてくる。

朝の会話・自問自答_c0192051_16142822.jpg≪8月のカレンダー。今月のフクロウです。生き生きとしています≫
「今日は元気かい?」私を見て「お前、ホントに痩せたなあ~、やつれたな」「うん、お前も…な」。
「大丈夫か?」「う~ん、少しやばいかも…」「そんな弱音を吐かずに頑張れよ」鏡の中から励ましてくれる。

朝の会話・自問自答_c0192051_16215961.jpg≪子供の成長は早い。足の素早い動きが羨ましい≫
足は歩き出しが痛い。痛む足を引き摺ってバスルームでシャワー浴びてから洗面台で歯を磨き髭を剃りながら鏡を見た。
「己惚れ鏡」が少しは綺麗に見せてくれて何とか気持を持ち直させてくれる。その頃には足の痛みは少しは和らいでくる。
そして神棚の水と仏壇の水を替えて二人で前に座る。

朝の会話・自問自答_c0192051_16333456.jpg≪カレンダーの「8月の富士山」です≫
以前に「榊」を買って帰りにアムリタに寄ったら「仕事もしてないのに神棚があるの?」と訝られました。
「うん、息子たちの仕事のことと仕事にミスが無いことを祈ってる」と答えました。箪笥の上に小さなスペースを設けた神棚に毎朝手を合わせます。

朝の会話・自問自答_c0192051_16391626.jpg毎朝の読経も欠かしません。でも仏壇の前で正座が出来ません。痛くて膝が畳めません。
籐椅子を持って来て妻の椅子に並べました。
いつのとおり読経をして手を合わせて家族の健康と心の安泰と世界の平和を祈ります。
そんな日課でも私のとっては心安らぐひと時です。
世界中が荒れています。

世界が平和で住みよくてどんな地域でも人々が安寧に人間らしく暮らせる、そんな世界が一日も早く戻ってくるようにと心から願っています。
by mori-toru | 2017-08-04 16:47
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